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ても、周囲はコンテナバース、あるいは一般のライナーバース、多目的バースという港湾施設。そして、中央部に住宅、あるいは商業・業務施設用地を整備してまいったわけでございます。
(S4)ただ、このポートアイランドとか六甲アイランドにつきましても、いわゆるコンテナバースとかライナーバースという物流施設を整備しただけではございませんで、1973年ごろから港湾においても港湾の緑地整備等が積極的に行われることになりまして、ここで示しておりますのはポートアイランドの北側に整備いたしました北公園でございます。面積が2ヘクタール余りの公園でございまして、ここには山手にございました異人館を移設して休憩所として使っておるというようなことでございます。
(S5)これは、ポートアイランドの拡張工事前の一番南に当たりますところに整備した南公園でございます。ここから大阪湾を眺める公園というようなことで整備いたしまして、ウォーターフロント整備の先駆けではなかろうかなと思っております。
(S6)ここに示しましたのが、六甲アイランドの一番南側に水際線延長が750メートルほどございます海に直接面する緑地公園として整備いたしましたもので、この背後にはいわゆるアミューズメント施設としまして、民間ディベロッパーによる集客施設が整備されたわけでございます。こういうような状況で進んできたわけでございますけれども、やはり神戸港におきましても、市民に親しまれる港づくりというような観点から、ウォーターフロントの本格的な整備ということも我々の仕事の大きな課題になってきたわけです。
(S7)そこで、1980年から、皆さんのお手元に中突堤地区の図面をお渡ししておりますが、それを参考にしていただきたいと思うんですが、ちょうど中央部、高いビルディング、ホテルでございますが、それが建っておるあたりの、これがメリケンパークでございます。ここはもともとはしけ、バージの船だまりでございました。コンテナ輸送によりましてバージの機能がだんだん少なくなってきて、その隻数も減ってきたということで、その船だまり10ヘクタールほどを埋め立てまして、合計で16ヘクタールほどの緑地をつくったわけでございます。この赤いタワーはもともとございました神戸のポートタワーでございまして、この埋め立てた土地の中に白いフレームで囲っております海洋博物館、それからこの写真では出ておりませんが、こちらの方に高いビルディングでございますホテル等を建設したわけでございます。
(S8)これは、そのメリケンパークの一番南側の水際線でございまして、ここに階段の護岸を設けまして、こちらからこの先にありますポートアイランド等を眺める公園ということでございます。若い人がこういうふうに憩う場所として非常に人気がある場所でございます。
(S9)これは、そのメリケンパークの中央の広場でのイベントの状況でございます。これはある時期のコンサートをやったときの人が集まっておる状況ということで、こういうイベントのときの広場としても大いに利用されておるということでございます。

 

 

 

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